バッテリーのメンテナンス (レガシィBP5)

スターターの元気が良くありません。

低速トルクも弱く、エンストしやすい状況です。

しかし、水平対向エンジンあるあるではあります。

バッテリーを最高の状態にすることでオルタネータの負荷を減らしてみます。

まずはバッテリーを取り外します。(外し方は後ほど取付方法を参照)

開放型なので液量を確認します。

 ・少ない場合は「純水」を補充します

次にバッテリーチェッカーで劣化状態を診断します。

 ・電流容量(CCA(JIS))が低いと冬季のバッテリー上がりが心配

 ・内部抵抗(R)が高いと「セル始動不良」や「充電不足」が心配

診断は良好ですが、メンテナンスと補充電を実施します。

 ・パルス充電によって内部抵抗を低下させる

 ・補充電によって電流容量を向上させる

 ・過充電にはならならいようにする(充電器に任せる)

写真では「12V-12A」ですが、実際は「12V-5A」を選択します。

一晩放置して、翌朝になったら取り付けをします。

 ・バッテリーをボンネットへ移動する

 ・バッテリーの受け皿を設置する

 ・バッテリーを乗せる

 ・受け皿を定位置へ移動する(裏側に2つの出っ張りがボディーと合わさりハマる)

バッテリーを固定します。

 ・手前を奥に金具を引っ掛けます

 ・10mmのレンチで締め付けます

 ・力を入れれば無限に回るので注意(引っ掛けている金具が曲がる)

プラスのターミナルを接続します。(外す時はマイナスから)

マイナスのターミナルを接続します。

バッテリーカバーを取り付けます。

 ・ヒューズボックス横に引っ掛けるところがある

 ・クリップ2箇所を止める

最後に工具類が残っていないかチェックします。

ECUの初期学習を実施します。

 ・イグニションONを10秒保持する(エンジンはかけない)

 ・イグニションをOFFにする(学習完了)

 ・エンジンをかける

パワーウィンドウのオートが効かない場合も初期学習を実施します。

 ・一番下まで下げる

 ・一番上まで上げて3秒間そのまま上げ続ける

当分はアクセルがギクシャクします。

技術者倫理を完全に無視した「電子スロットル」の影響です。

人よりもコンピュータを優先するようになった時代を象徴する車です。

呆れた制御方式です。

「制御遅延による人間の誤解」が暴走に繋がっているのでAT車の方はお気をつけください。

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