スターターの元気が良くありません。
低速トルクも弱く、エンストしやすい状況です。
しかし、水平対向エンジンあるあるではあります。
バッテリーを最高の状態にすることでオルタネータの負荷を減らしてみます。
まずはバッテリーを取り外します。(外し方は後ほど取付方法を参照)


開放型なので液量を確認します。
・少ない場合は「純水」を補充します

次にバッテリーチェッカーで劣化状態を診断します。
・電流容量(CCA(JIS))が低いと冬季のバッテリー上がりが心配
・内部抵抗(R)が高いと「セル始動不良」や「充電不足」が心配

診断は良好ですが、メンテナンスと補充電を実施します。
・パルス充電によって内部抵抗を低下させる
・補充電によって電流容量を向上させる
・過充電にはならならいようにする(充電器に任せる)
写真では「12V-12A」ですが、実際は「12V-5A」を選択します。

一晩放置して、翌朝になったら取り付けをします。
・バッテリーをボンネットへ移動する
・バッテリーの受け皿を設置する
・バッテリーを乗せる
・受け皿を定位置へ移動する(裏側に2つの出っ張りがボディーと合わさりハマる)



バッテリーを固定します。
・手前を奥に金具を引っ掛けます
・10mmのレンチで締め付けます
・力を入れれば無限に回るので注意(引っ掛けている金具が曲がる)






プラスのターミナルを接続します。(外す時はマイナスから)



マイナスのターミナルを接続します。


バッテリーカバーを取り付けます。
・ヒューズボックス横に引っ掛けるところがある
・クリップ2箇所を止める









最後に工具類が残っていないかチェックします。

ECUの初期学習を実施します。
・イグニションONを10秒保持する(エンジンはかけない)
・イグニションをOFFにする(学習完了)
・エンジンをかける



パワーウィンドウのオートが効かない場合も初期学習を実施します。
・一番下まで下げる
・一番上まで上げて3秒間そのまま上げ続ける
当分はアクセルがギクシャクします。
技術者倫理を完全に無視した「電子スロットル」の影響です。
人よりもコンピュータを優先するようになった時代を象徴する車です。
呆れた制御方式です。
「制御遅延による人間の誤解」が暴走に繋がっているのでAT車の方はお気をつけください。
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