我が家のファミリーカーはディーゼル車。
その名は「ランドクルーザー」俗にいう「ランクル100」。
なぜディーゼルなのかを考えてみる。
なぜディーゼルなのか
特徴は下記の通りである。
- 低速トルクがある(エンジンの低回転からパワーがある)
- 燃費が良い(ガソリン車より熱効率が良い)
ランクルは、そもそも悪路を走破することに特化した車種である。
発進時からパワーがあることで、悪路走破性を飛躍的に向上する。
ディーゼルには欠点もある
欠点は下記の通りである。
- 燃料が凍る(冬場は寒冷地用の軽油を入れる必要あり)
- 寒過ぎるとエンジンを始動することが困難になる
- 近年では「排ガス浄化装置」が義務化されて故障が頻発している
ディーゼル車は、運転の仕方を誤ると「黒煙」が大量に排出されてしまう。
そもそも「自然発火」を利用したエンジンであるがため、不完全燃焼は付き物と言える。
しかし、それを黙っていなかった「東京」と「ヨーロッパ」。
今となっては「DPF」と「AdBule」を組み合わせた「排ガス浄化装置」が義務化されている。
排ガス浄化装置とは
エンジンから排出された排気ガスは、下記のように排出される。
- 昭和:エンジン → 消音器 → 大気へ
- 平成(前期):エンジン → 触媒 → 消音器 → 大気へ
- 平成(後期):エンジン → 触媒 → フィルター → 消音器 → 大気へ
- 令和:平成:エンジン → 触媒 → フィルター → Adbule → 消音器 → 大気へ
このフィルターが結構厄介なものになっている。
何が問題か・・・
実は、この変化と共に「エンジンオイル」も大きく変貌している。
それを知らずに昔のオイルを誤って使うと「煤がフィルターに溜まって詰まる」ことになる。
しかも、そもそもフィルターは定期的に「煤焼」を行わなければならない。
ある程度、通常に使っていても「煤が溜まる」ことを前提にされている。
この「煤焼」機能は、車の標準機能として搭載されている。
開放的な場所で30分程度アイドリングをして、煤を焼き切るモードで待機しなければならない。
煤を焼き切るためには、大量の燃料を使うだけでなく、高温にする必要がある。
日本にありがちな「ちょい乗り」では、このフィルターを詰まらせることになる。
いずれは標準機能では焼き切れず、修理に出さなければならなくなる。
ディーゼル車は、ガソリン車より高い傾向にある。
購入するときは「用途に合ったエンジン」を指定して買うべきである。
故障が多いと文句がある人は「使い方を間違っている」と反省すべきである。
ランクル100には・・・
ランクル100には、フィルターは付いていない。
だからこそファミリーカーとして活躍できるのである。
無茶苦茶な運転をしなければ、目に見てわかるような黒煙は出ない。
ガソリン車のマフラーを交換して、生ガス臭い車やバイクの方がよっぽど環境に悪い。
全ては「使い方」と考えてる我が家のお話でした。
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