ハイエース100系、4WD、ディーゼル(1KZ-TE)最終型グランドキャビンについて考察します。
このタイプのATは、A340Fというミッションが搭載されているようです。
ECTボタンがついており「ECT POWER」を選択することが可能です。
ここではロックアップについて触れます。
ロックアップ領域
乗っている感じでは2100rpmを超えるとロックアップするようです。
Dレンジの4速では 90km/h 付近でロックアップします。
O/Dの3速では 65km/h 付近でロックアップします。
2レンジはロックアップしないような気がします。
Lレンジはフェールセーフの関係でロックアップはしないようです。
高速道路ではちょっと使いにくい
高速道路で 80km/h 巡行をするとトルコン走行になってしまいます。
これではATフルードの油温がどんどん高くなり効率も落ちてしまいます。
ちなみに 90km/h を超えてロックアップしているとMT車と変わらない燃費です。
ロックアップ解除の条件
私が把握できた条件は下記の通りです。
- アクセルOFF
- アクセルON状態で 1900rpm 以下になった場合
高速道路でDレンジでは 85km/h 以下になった時、ロックアップが解除されます。
実際の走行燃費
200kmほど高速巡行した結果 11km/L ほど走ることができました。
満タンで 700km ほど走行できる計算です。
ただし「ロックアップ領域で走行」を条件としています。
ランクル100のようなトルクはないため 90km/h 巡行はちょっとしんどいです。
85km/h 以下になる度に 90km/h まで加速してロックアップさせるのが面倒でした。
80km/h のトルコン走行でも 2000rpm くらいで走るので我慢できる範囲ではあります。
まとめ
ランクル100のようにロックアップ制御を手動で行えるようにしたいです。
しかしながら御老体であるため無理はさせない方が良さそうです。
電子制御のATとはいえ、機械制御に信頼を置いていた頃の優秀な機械です。
設計者の意図しない動作は、故障というか破壊してしまうので注意が必要です。
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